アガルマトフィリア(agalmatophilia)は、人の形を模した心のない無機物への性的嗜好を指します。人形性愛とも呼ばれ人形や彫像などを対象とする場合が多いです。
アガルマトフィリア(人形性愛)の傾向
アガルマトフィリアの方って結構います。とくに人の形を模していると、
- 理想の性癖が人形に投影されている
- 寂しさや憧れの気持ちを埋めてくれる
- 抱きしめると不安や孤独が和らぐ
などの効果が得やすいです。「人形には魂が宿る」と言うことからも、感情移入の対象になりやすいですしね。
傾向1.複数の性癖と並行(ドララーや多腕フェチ)
僕はドララーで多腕フェチでアガルマトフィリアです。
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ドララーとは、竜やドラゴンのキャラクターを愛好する人のことです。多腕フェチは、1つの身体に3本以上の腕があるキャラクターへの性的嗜好です。
このように、複数の性癖を並行して持っている方は多いです。
傾向2.ぬいぐるみへの性的感情
ただ大切で可愛いぬいぐるみ、という気持ちしかなかったのですが、今日急にこの子にキスしたくなったり性的なことをしてみたいという感情が芽生えてきました。
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日常的に愛情を注いでいたぬいぐるみに対して、ある日突然に性的感情を抱いたようです。
より範囲が絞られた動物を模した人形への性的嗜好としてプラスホフィリア(plushophilia)も存在します。
傾向3.ピグマリオと一緒の経緯
生きている女性に性的興奮を覚えなくなりました。もっと言うと、球体関節のドールにのみ性的興奮を覚えるようになり、AVなどを見てもほとんど興奮しません。
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アガルマトフィリアのほぼ同義で、ピグマリオンコンプレックスやピグマリオニズムがあります。ピグマリオはギリシャ神話に登場する王様の名前です。
- 現実の女性に失望していたピグマリオンは、理想の女性を彫刻しました。
- 彫刻した象牙の彫像ガラテアを愛するようになりました。
といった逸話から人形愛を示すときに用いられるようになっています。今回の事例は、現実の女性に失望し彫像を愛するようになったピグマリオと一緒の経緯ですね。
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